INTERVIEW

新入社員

記者職
編集局報道センター 
岩木 由菜

現在の仕事は?

 警察担当として、事件事故の取材をしています。毎朝7時に家を出て担当の署に向かい、朝の挨拶回りから始めます。いつ起こるか分からない事件事故に向き合う日々は体力的にも精神的にも大変ですが、事件や事故で悲しむ人が少しでも減るようにと思いながらの取材はやりがいを感じます。秋までは主に高校野球を担当し、支部予選から甲子園まで、奮闘する球児の努力や思いをまっすぐ伝えられるように心がけていました。

仕事中の写真

道新の志望動機、入社を決めた理由は?

 大学時代にニセコで国内留学を経験しました。地元の祭りに参加し、地域の輪の中で過ごした体験や、国際的リゾート地ならではの課題に触れたことで、初めて訪れた北海道に強く関心を抱きました。約1カ月間の滞在を終え、北海道を離れる前日に胆振東部地震が起こり、どうすることもできない自分に寄り添ってくれた道民の温かさに触れたことで、もともと夢だった新聞記者として働くならここだと自分自身に誓ったことが決め手です。

入社前にしておいて良かったこと、しておけば良かったことは?

 旅行やSNS、新聞など幅広い手段で北海道に関する知識をつけておくことが大切だと思います。取材中に知らない地名や道内の話題が出てくると、相手の話を理解できる範囲も狭まり、浅い取材で終わってしまうことがあるからです。一方で、じっくり新聞を読む習慣をつけておけば良かったと思います。最近ようやく、読みやすい記事とはどんなものか、自分だったらこんな視点で取材したいなどと考えながら読み込む癖がついてきました。

今後、こんな道新社員になりたい。目標は?

 現在は与えられた仕事をこなすことに精一杯ですが、今後は自ら問題意識を持ったテーマに時間をかけてじっくりと向き合い、自分にしかできない取材、書けない記事を発信できる記者になりたいです。そのために、今は事件事故の表面だけを取材するのではなく、「なぜ」を大切に、背景や隠された問題に目を向けるようにしたいです。

※記載の所属・担当業務内容は執筆時点(2022年11月)のものです。

休みの日の過ごし方

 常に人と話し、外を駆け回る仕事なので、休みの日は都会の札幌から少し離れて自然に触れたり、家で料理をしたりしてゆったりと過ごすことが多いです。札幌の中心部からほど遠くない場所にもかかわらず、雄大な自然に出会うことができる北海道の良さを実感させられます。晴れた日に行った神威岬や支笏湖の綺麗な青色と紅葉のコントラストなど、日々の疲れを一瞬で忘れさせてくれる絶景です。

休みの日