記者職
編集局編集本部
斎藤 雅史
編集本部(同業他社では整理部の名称が多い)で朝刊や夕刊の紙面作りをしています。記事に見出しをつけ、紙面上で記事、写真をレイアウトする仕事です。記者職の仕事と言えば記事を書く仕事(ライター)だけだと思われがちですが、読者に興味を持ってもらえるように編集する仕事(エディター)も担います。また、日々のニュースをチェックしないと仕事にならないので、他紙だけでなくワイドショーも見るようにしています。
地域に密着した深い取材ができると思い、地方紙を中心に就活をしていました。その中でも、アイヌ民族など北海道に固有の問題や、道警裏金問題などの調査報道をしてきた歴史に惹かれて入社を決めました。加えて北海道は高校卒業まで18年間生まれ育った地元なので、土地勘を生かせると思いました。一方で入社してから紙面を読んでいると、全然北海道のことを知らなかったと感じます。それくらい取材テーマが広いと言えると思います。
ずっと1時間で800字の作文を書く練習をしていました。今は仕事の一環でもあるので全国紙を読み比べていますが、就活中は1日に1~2紙しか読んでいませんでした。時間をかけて新聞を読むことが何よりの対策になります。個人的には、大学図書館にあった社史(『北の大地とともに 北海道新聞70年史』)が勉強になりました。編集本部については、大学のゼミの先生からもらった『北海タイムス物語』を読んで仕事のイメージができました。
「こんなことがあったの?」「知らなかった!」と読者が驚くような記事が書ける記者になりたいです。新聞を読んでいても、出来事や人の背景に触れている重厚な記事に目がとまってしまいます。また、道新もここ数年でデジタル部門に力を入れているので、新しいことをどんどん摂取していきたいです。また、編集本部に配属されてから8カ月ですが、まだまだ勉強が足りないと感じることがあります。読者に分かりやすくて驚くような紙面を作ることが当面の目標です。
※記載の所属・担当業務内容は執筆時点(2020年12月)のものです。
編集本部の仕事は夜勤がメインなので生活が不規則になりがちです。そのため、休日はとにかく寝てしまいます。一方で、シフト制のため休みが取りやすい部署でもあります。私は基本的にインドアなので家で本を読んだりしていることが多いですが、たまに遠出をすることが楽しみです。最近はデスクワークで肩が痛くなってきたので、週に1回行く整体が癒やしです。