INTERVIEW

先輩社員

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記者職
北見支社報道部 
宮脇 ふく子

現在の仕事

 1次産業担当として、農業や漁業の現場を取材しています。私が担当するオホーツク管内はタマネギやホタテの全国有数の産地である一方、農協にも卸していないニッチな作物を育てている農家さんもたくさんいて、話題に事欠きません。気候変動や人手不足など、1次産業をとりまく環境が厳しい今、生産者や関連団体の声を聞き、現状を伝えるのが仕事です。
 オホーツク海に浮かぶ漁船の上で朝焼けを見たり、土まみれになって畑の中を走り回ったりと、会社にいてはできない経験がいっぱいです。取材先からとれたての野菜や魚をいただけることも多く、仕事の大きな楽しみの一つです。おかげで、魚をさばくのがだんだん上手になってきました。

仕事中の写真

入社してからの一番の試練・失敗談。また、どう乗り越えたか

 2022年に起きた知床観光船事故の、発生から2年の節目に取材を担当しました。発生当時を知る地元住民や観光関係者に会って話を聞きましたが、「事故のことを思い出したくない」と口を閉ざす人もいましたし、「事故の記事が出るとまた観光客が減る。いつまで書き続けるんだ」と攻められることもありました。何のために、誰のために記事を書くのか、今も答えは分かりません。でも、無理に割り切らずにたくさん悩み、考えながら仕事をすることが大切なのかもしれないと思ったりします。

仕事をする上で大切にしていること

 仕事に慣れすぎないことです。毎日のように取材して記事を書いていると、仕事に慣れ、こなしてしまいそうになります。でもマチの小さなイベントの記事が、誰かにとっては一生に一度の喜びだったり、何気なく書いた一言が、読者に誤解を与えてしまったり、誰かを傷つけてしまうこともあります。言葉を使うことの怖さと喜びを忘れずに、仕事をしなければならないと思っています。

道新で働くことのやりがい、魅力

 好奇心の赴くまま行動でき、どんなことでも仕事になることです。北見に異動して1年目の時、養蜂家の1年を追う連載企画を担当しました。「養蜂家の暮らしを見てみたい」という好奇心から取材を始め、養蜂一家と一緒に季節の花を追って静岡に行ったり、携帯の電波も入らない山奥で、採蜜作業を手伝わせてもらったり。名刺1枚で、色んな人の人生や経験に触れることができるのが、新聞記者の醍醐味。毎日飽きることがありません!

※記載の所属・担当業務内容は執筆時点(2024年11月)のものです。

入社後の経歴

2021年4月入社

本社校閲部配属:原稿の校閲を担当

2021年10月

本社運動部配属:高校野球、スキージャンプなどを担当。

2022年7月

現職場

休みの日の過ごし方

 古い物やガラクタが好きで、お気に入りの古道具屋を巡っています。その物が使われていた国や時代に思いをはせていると、あっという間に何時間もたってしまいます。先日は、戦時中に消火のために使われていたという青いガラス瓶に一目ぼれ。これまで集めたコレクションと並べて、毎日にやにやと眺めています。
 また北見報道部にはカーリング部と麻雀部があり、仕事終わりや休みの日に同僚と楽しんでいます。絶賛部員募集中です!

休みの日