写真記者職
旭川支社報道部写真映像課
熊谷 洸太
春夏秋冬の花鳥風月や動物、高校野球、ヴォレアス北海道などのスポーツ、インタビュー写真などの取材をしています。記者に依頼され写真を撮りに行くこともあれば、自分でネタを見つけて取材、撮影をして原稿を書くこともあります。また、ドローンを用いた撮影や動画での撮影も増えています。どのような仕事にもやりがいがあり、毎日全てが勉強です。
長く住み、人柄の良さや風土に惹かれたこと、この北海道で起こった出来事を読者の記憶に残し、それを後世に伝えていけるような写真を撮りたいと考えたからです。
東日本大震災で祖父母の家が津波と山火事によりなくなりました。それを聞きつけ急いで祖父母の家に向かうと、町にあった家屋はほとんど流され、焼け、瓦礫だけが残っていました。私はこの震災、この惨状を後世に伝えたいと考えていました。その際出会ったのが報道写真で、そのような写真を撮りたいと思っていました。
写真記者として、紙面に載っている写真をただ眺めるだけでなく、なぜこの画角や露出、色合いなのか、読者にその写真で何を伝えたいのかなど考察しておけばよかったと思います。報道写真は趣味の写真と違い、時間をかけずに撮影しなければならないことがほとんどです。そのような中で前述した写真の要素をすぐに考えなければならず、趣味の段階で考えながら撮っておくことが大切だと思いました。
先輩方はそれぞれ写真の得意分野を持っており、その写真は他人が真似できないようなものばかりです。そんな先輩方に憧れ、自分もなりたいと思っています。今は与えられた仕事や先輩方のする仕事を見よう見まねでこなす事で精一杯ですが、将来的には先輩方のように自分にしか撮れない分野を開拓し、専門性を高めていきたいです。そして読者に感動を届け、記憶に残るような写真を撮れるカメラマンになりたいと考えています。
※記載の所属・担当業務内容は執筆時点(2023年10月)のものです。
ロックバンドが好きで、休みの日は音楽鑑賞をしています。写真映像課はシフト制で休みがはっきりしており、休み希望を出すことができるので、ライブやフェスにも参加することができます。ラーメンも大好きで、旭川で一番のラーメンに出会うため、先輩方や地元の方に教えていただいたお店や自分で見つけたお店を巡っています。