INTERVIEW

新入社員

記者職
編集局編集センター 
増田 隼斗

現在の仕事は?

 編集センターで軟派面(社会面)とスポーツ面の紙面作りをしています。記事に見出しをつけ、レイアウトする仕事です。軟派面に多い「街ネタ」は、事実をそのまま見出しに取らず、ひとひねりする工夫も必要です。「座布団1枚」取れるような文言を考えますが、ひねりすぎて空振りすることが多いです。事件事故や裁判原稿は、間違いが許されず、緊張を強いられます。ただ、時には先輩と談笑しながら、読者の目に留まる紙面を考えています。

仕事中の写真

道新の志望動機、入社を決めた理由は?

 いじめや家出少女を扱った「子どもを守ろう」という連載を読んだからです。取材相手のエピソードを大切にしつつ、問題の解決策を示しているのが印象的でした。近年はいじめや孤独を扱った記事の後ろに、相談窓口を掲載する新聞も多いですが、道新は連載が始まった2017年から載せています。独りにさせないという気概を強く感じました。事実を書くだけでなく、本当に問題を解決すべく報道していると感じ入社を決めました。

入社前にしておいて良かったこと、しておけば良かったことは?

 良かったことはインターンや説明会で、記者や社員に多く質問したことです。いまだに勉強中ですが、質問の所作を学ぶ機会になりました。何より、記者の話は聞いていて飽きないです。しておけば良かったことは、簡潔に言葉をまとめる練習です。見出しは10文字程度で伝えたいことを要約しなければなりません。記事も1文が短いと読みやすいです。アルバイト先やゼミの教授との会話で、手短な言葉で話す訓練をするのもおすすめです。

今後、こんな道新社員になりたい。目標は?

 得意分野のある「万屋」になりたいです。先輩を見ていると、スポーツや政治、社会福祉など、関心のあるテーマがあります。身を乗り出して、目を輝かせて語る姿を見ると、一緒に仕事をするのが楽しいです。当然、そうした先輩方は、それ以外の分野も決しておろそかにせず、記事を書いたり見出しをつけたりしています。自分の好きなことだけで仕事はできないので、幅広いテーマを伝えられる記者を目指しています。

※記載の所属・担当業務内容は執筆時点(2022年11月)のものです。

休みの日の過ごし方

 工場夜景巡りをしています。苫小牧や室蘭に行き、写真を撮っています。旅先で、ヒメマスのすし、室蘭やきとりを食べました。北海道には工業地帯も多く、まだまだ行きたいスポットがあります。道外出身者の私にとっては、北海道を旅すると新鮮な気分を味わえます。道内各地に転勤し、各地で食や景色を満喫することも楽しみです。編集センターは、ダイヤ制なので予定を立てやすいです。10月には実家に帰省もできました。

休みの日