INTERVIEW

新入社員

記者職
帯広支社報道部 
三島 今日子

現在の仕事は?

 新人の登竜門とも言われている教育、文化、スポーツ、動物園を担当しています。2020年夏の甲子園には十勝から2校が出場しました。新型コロナウイルス対策で各校が1回ずつ戦う交流試合になってしまいましたが、「こんな状況でも夢舞台に立てた」と喜ぶ球児を取材した時はこちらまでうれしくなりました。他にも「午前5時間制」を導入する小学校、キリンのひづめを削る難しい治療に取り組む動物園など、面白い話題がたくさんありました。

仕事中の写真

道新の志望動機、入社を決めた理由は?

 埋もれていく小さな声を拾い上げ、「拡声器」のような役割を果たしたいと思ったからです。米アイオワ州の大学に留学していた2017年、トランプ前大統領が若年移民の強制送還を猶予する救済措置「DACA」の廃止を宣言しました。ヒスパニックの友人たちは大混乱。泣き出す子もいました。その時「誰かが伝えないとこの声はどこにも届かない」と思ったことが記者を目指したきっかけです。生まれ育った北海道でマイノリティーに寄り添う記事を書きたく、道新を選びました。

入社前にしておいて良かったこと、しておけば良かったことは?

 作文練習に力を入れました。自分の部屋を見渡し、例えばクッションが目にとまったら「クッション」という題で1200字の作文を60分で書く、という練習を繰り返しました。文章を速く書く癖がつくので、入社試験だけでなく、入社後も記事を書くのに役立っています。一方で、新聞を隅々まで読む癖をつけていなかったことは後悔しています。入社前まではあまり運動面を読んでいなかったため、最初は高校野球の記事が全く書けませんでした。

今後、こんな道新社員になりたい。目標は?

 オールマイティーに何でもよく書く記者になりたいです。今は個人的に書きやすい教育関係の記事ばかり書いてしまっているので、2年目からはもっと視野を広げてさまざまな話題に触れたいです。大きな目標は、新聞記事をインターネットで読む若者にも「じっくり読ませる」記事を書くこと。道新だからこそできる地域に根ざした粘り強い取材で、北海道に住む若者が知りたいこと、疑問に思っていることに応える記事を出したいです。

※記載の所属・担当業務内容は執筆時点(2020年12月)のものです。

休みの日の過ごし方

 高校の同級生と、北海道文化放送(UHB)の番組「EXILE TRIBE男旅」のロケ地を巡る道内旅行を楽しんでいます。タレントが実際に行った店などを訪れる「聖地巡礼」が目的ですが、知らないマチを訪れる良い機会にもなります。北海道の地理や特産品の勉強にもなるので一石二鳥です。もちろん、1日中家でダラダラ過ごす日もあります!

休みの日