interview

先輩社員

営業職 出版センター 
鳥井 直史

2004年入社。本社出版局出版営業部、本社出版局を経て2011年7月より現職場。

現在の仕事

 当社が発行する書籍の配本を担当しています。新聞社ですが出版センターは出版社と同様の業務をしており、当社は年間30~60点の書籍と4~5点の雑誌を発行・発売しています。
 その中でも私は発行した書籍をどこへいくら流通させるかということを、本の流通会社(取次)と交渉し、決定した数を印刷会社や配送担当に伝えるということを担当しています。またその判断材料を収集するため書店を回り、自社本の売れ行きや他社の類似本の状況などを聞くことも業務の一つです。

入社してからの一番の試練・失敗談。また、どう乗り越えたか

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 入社して3年目に現在の書籍配本の担当になりましたが、ちょうどその年には高校野球の駒大苫小牧の準優勝、プロ野球では北海道日本ハムファイターズの日本一という、北海道にとってうれしい出来事が続きました。出版ではどちらもその軌跡を収録した写真集を発行したのですが、部数交渉し始めると、各取次の要求数がどんどん大きくなります。こちらもうれしくなってそのまま受けていると、気付いた時には印刷部数をはるかに上回る配本数になってしまいました。
 本来、印刷部数内に収まるよう配本するのですが、要求数を鵜呑みにした私の大失態です。急きょ、社内では重版を決めてもらい、各取次には初版分では減数し、重版分で不足分を補うことで了解してもらいました。これが「売れる本」だったからこそ許されたことなのでしょう。本が売れにくくなった近年ではうらやましく、うれしい悲鳴の失敗です。

仕事をする上で大切にしていること

 「信頼」です。ある書店員さんから当社のガイド系の本に対して言われたことですが、「道新の本は内容が正確だからね。やっぱり新聞社が出しているっていう信頼があるんだよ」。 言われるまであまり気にしなかったことですが、少なくとも北海道においては、それが売れることにもつながっていると思います。また編集担当が正確に作った本だからこそ、安心して営業ができますし、その信頼を裏切るようなことがないよう努めていかなくてはならないと考えています。

道新で働くことのやりがい、魅力

 個々人の裁量が大きく、割と自由度が高いことが魅力であると感じます。出版センターは当社の中では小所帯のため、それぞれの業務分担がはっきりしています。各々で業務が完結していることが多いため、自分のやり方で業務にあたることができます。その分、責任もあり、判断をしなければならないこともありますが、それがやりがいにつながると思います。(とは言っても上司がいて、大きなことの最終判断や責任は上司がとってくれます)

休みの日の過ごし方

 学生時代からの趣味である、日本の古典音楽の「雅楽」の演奏やそれに関することをしていることが多いです。私は雅楽器の中の篳篥(ひちりき)を演奏していますが、約1000年前から一切変わらない構造、音色の楽器を現代でもできることは非常に面白いです。演奏する仲間は高齢の方々や、全く違う業界の方々が多く、職場でもない、同年代の友人でもない環境に身を置くことで考えや生活をリセットできる面もあると思います。

休みの日