interview

先輩社員

写真記者職 北見支社報道部(写真) 
中本 翔

2010年入社。本社編集局写真部を経て2012年3月より現職場。

現在の仕事

 広大なオホーツク管内を足場に、地方ならではのイベントや季節ごとの風物詩、政治やスポーツ、事件事故や災害現場などの写真を撮影しています。北見は盆地で夏は暑く冬は特に寒くなるためお天気ものの撮影も欠かせません。5月中旬に季節外れの大雪が降ったかと思えば、その数日後に真夏日を記録することもあり、特色のあるおもしろい地域です。暑さや寒さを写真でどう表現するか、いつも悩みながら取り組んでいます。

入社してからの一番の試練・失敗談。また、どう乗り越えたか

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 入社2年目の東日本大震災での災害取材です。発生から2ヵ月が経過していましたが、被災地はまだまだ瓦礫に覆われ言葉が出ませんでした。避難所や仮設住宅で取材を進めるうちに、子供を亡くした親、親を亡くした子供、我が家を失った大勢の人たちに出会いました。自分はなぜこの人たちにカメラを向けるのか、シャッターを切る資格はあるのか、自分の写真に価値はあるのか、など葛藤を抱きました。それでも報道に携わる写真記者として、どんな悲惨な現場でも目を背けず記録することに徹しカメラを構えました。大勢の児童が犠牲になった宮城県の大川小では、花束が置かれた慰霊碑前で手を合わせる2人の母親に話を聞き撮影しました。「この悲劇を北海道の人たちにも伝えてほしい」。私にとって忘れられない言葉です。

仕事をする上で大切にしていること

 取材対象のあらゆる表情を捉えることと、現場に少しでも早く到着することです。写真が訴える力、影響力は大きく、その日の紙面を左右するといっても過言ではありません。被写体の目力や仕草など、ニュースにマッチする写真を選び出し出稿する責任があります。また、火災や事故現場にいち早く到着することが臨場感のある写真の紙面掲載につながり再発防止に寄与するため、1分1秒でも早く着くことを心がけています。

道新で働くことのやりがい、魅力

 読者との関係がとても近いことです。自分が撮影した写真や執筆したコラムを読んだ読者が、電話やメール、さらには直筆の手紙で感想を述べてくれる場合もあり、励みになりモチベーションの向上にもつながります。第一線で活躍するスポーツ選手や政治家、芸能人、地方で何十年間も活躍する職人さんなど、取材対象は幅広く、自分の知らなかった世界が目の前にどんどん広がります。自分が興味のある分野に打ち込めるのも魅力です。

休みの日の過ごし方

 愛犬を連れて車で出かけます。オホーツク管内はとても広く、北から南まで自然に富み、サロマ湖やオホーツク海沿いを運転するだけでも気分転換になります。魅力的な景色や観光地、温泉も多く、春から秋にかけてチューリップやシバザクラ、コスモスなどが一面に咲き誇り、見ているだけで日々の疲れが癒されます。長期休暇も取りやすく、沖縄など南の島でダイビングに没頭する時もあります。最近ではカーリングにはまっています。

休みの日