記者職
編集局編集センター
鰐渕 小百合
紙面と電子版の編集が主な仕事です。紙面の編集は、自社や通信社の記者が書いた原稿に見出しをつけ、ニュースバリューを判断し、パソコンを操作してレイアウトを決めていきます。解説ページでは、より読者の関心を引きつけ、理解を助けられるよう、大型グラフィックのデザインや構成も考えます。スマホやパソコンで読まれる電子版は、見出しや構成に紙面とは違う視点が必要で、試行錯誤の日々です。電子版の読者が増えるよう、PV(ページビュー)数などのデータを分析して改善点を考えたり、おすすめ記事をメールで紹介する「ニュースレター」を制作したりという仕事にも取り組んでいます。時々公式ツイッターの「中の人」にもなっています。
紙面の編集は時間との戦い。自分が担当する面の原稿や写真が早くからそろっていればいいのですが、現実はそう甘くはありません。締め切り直前に大ニュースが飛び込んできて、紙面構成が大きく変わることもあります。「ああっ、時間がない。このままではマズい」。何度、背筋に冷たいものを感じたことか。どんなニュースでも瞬時に対応するため、毎日他紙を読み込んだり、見識を磨くことが大切だと感じています。
正確に分かりやすく伝えることです。取材でも紙面作りでも知ったかぶりはせず、自分が疑問に感じたことは恥ずかしがらずに人に聞いたり調べたりしています。現部署はいかに記事を読ませるかが重要な仕事ですが、「おもしろさ」を優先して事実を歪曲することや正確さを欠くことがあってはなりません。紙もデジタルも読者を惑わせることなく記事に誘導できるよう、言葉選びには神経を使っています。
自分がやりたい仕事に挑戦できる職場環境に魅力を感じています。紙面編集の仕事をメインでこなしつつ、デジタル関連の仕事に参加するには周囲のサポートなしではできません。職場内の風通しもよく、仕事で困ったことがあれば面倒見の良い先輩が的確なアドバイスや励ましをくれます。周囲のおかげで不安なく自分がやりたいことに集中できています。
※記載の所属・担当業務内容は執筆時点(2020年12月)のものです。
2017年4月入社
帯広支社報道部。町村や教育、警察取材を担当。
2019年7月
現職場
普段は座り仕事が多いため、キャンプ場でバーベキューをしたり、海釣りをしたりして意識的に体を動かしています。また、食べることが大好きなのでラーメンとスープカレーの食べ歩きもします。コロナ禍の今は、一日中家に引きこもって映画や録りためたテレビドラマを鑑賞したり、「大人買い」した漫画を読んだりしてストレスを発散しています。