INTERVIEW

先輩社員

記者職 中標津支局 
古谷 育世

2013年入社。本社編集局報道センター、旭川支社報道部を経て、2016年3月より現職場

現在の仕事

 2016年3月に中標津支局に赴任してから、根室管内4町、主に中標津、別海両町のまちの話題を地方版の記事にまとめるのが仕事です。北方領土の元島民、地域活性化を目指す若手酪農家、全国大会で優秀賞に輝いた高校生など地域で暮らす人たちが何を考え、何に困っているのか。それを聞き、記事にまとめようと日々、奮闘しています。

入社してからの一番の試練・失敗談。また、どう乗り越えたか

仕事中の写真

 酪農と漁業のまち、別海町の総面積は約1320平方キロメートルもあり、東京23区の2倍以上の広さだと言われています。釧路管内標茶町に隣接する泉川や本別地区から海岸部までの移動に1時間以上はかかります。中標津支局に着任して1年近くになりますが、取材で個人宅にうかがうことも多く、迷うこともしばしば。先日も「今、近くまで来ているのですが…」と取材先に電話し、道案内をお願いして何とかたどり着くことができました。
 カーナビと地図、電話帳は必須アイテムですが、何より大切なのは時間と心の余裕。学生時代によく言われた「時間にゆとりを持って行動しましょう」という言葉の意味を痛感する毎日です。

仕事をする上で大切にしていること

 「中立の立場で物事を見ること」を心がけています。酪農家の方々に話を聞くことが多いですが、家族で放牧酪農を営むところもあれば、離農者の農地を集めて大規模経営を目指す人もいる。同じ酪農家といえども経営形態や考え方はさまざまです。誰かの意見や主張を尊重するがあまり、異なる考えを聞かなければ、単なる広報になってしまう。さまざまな人から本音を聞き出すことは時間や労力がかかりますが、これからもその姿勢は忘れずにいたいと思っています。

道新で働くことのやりがい、魅力

 中標津支局に着任して驚いたのは「きょうの朝刊、読んだよ」と声をかけられることが多いことです。「良かったね」とほめられることもあれば、「あの記事はどうなんだろう」と首をかしげられることもある。反応を直接知ることができる、読者との距離の近さが魅力だと感じています。

休みの日の過ごし方

 学生時代から寺社仏閣の「御朱印」を集めており、現在使っている北海道神宮の御朱印帳で3冊目になります。これまでは家にこもっていることが多かったですが、管内の神社を訪れたり、標津や羅臼に国後島を見に行ったりと中標津での生活を満喫しています。

休みの日